Anna’s Mind

すきなもの きらいなもの いろいろ

ちょっと愚痴吐き。

知的財産の価値ってなんだろ。

例えばこうやって何気なく記している内容にも

利益を得ようとしたら著作権や肖像権が発生する。

 

仕事柄、何かいいアイディア無いですかと訊かれれば

さらさらっといくつか思い付くことは出来る。

 

仕事として依頼された時

即答できることもあれば、何日も悩むことだってある。

 

「博学ですね」とか

「雑学知識ありますね」とか

「最新情報抑えてますねー」とか

褒め言葉はとっても有難い。

 

でもね、その知識はなんの努力もなしに蓄積されているのではないのです。

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展示会などに行って、いろんな情報収集して

代理店が仕掛ける流行りモノのチェックをして

トレンド入りしそうな場所には足を運んで…。

 

遊んでるわけではなく、

目に見えない情報を直接確認するためには

時間もお金もかかるわけです。

 

「いい案ないですかねー」

という問いかけに素早くレスポンスするために

見えない努力をしているのです。

ぽんぽん思い付きだけで答えているのではなく

培った経験の引き出しから

あれは?これは?と提案できるのです。

 

長くお付き合いのあるクライアント様は

それを理解してくださっているので

決してギャラを値切るようなことはありません。

自分たちで思いつかないアイディアを

例え5分で仕上げたとしても

そのアイディアを生み出した価値として認めてくださるからです。

 

ネーミングやキャプションのテキストひとつとっても

ゼロから産み出す大変さの価値を『知的財産』として認めてくださるのです。

だからこそ、もっと役に立てるようにたくさんの情報を集めようと行動に繋がるのです。

 

昨今、ネットでオーダー出来るクリエイターさんが増えていて

特にデザイナーさんの価値が急落していると嘆く方も増えてきました。

 

クリエイターの相場ってなんなんでしょ。

目に見える労働に払う対価は計算出来ても

目に見えない知識に対する価値はなかなか認めてもらえない現状。

 

個人が仕事として対価を得るコトが出来る『知的財産』って

その価値をわかってくれる相手からでないと評価されないのなら

いったいどんな風に交渉したらよいのかなと悩むこの頃です。

 

この程度なら自分たちで出来ると思うなら

社内リソースだけで回せばいいし

アウトソーシングに頼るなら、自分たちで補えない部分を専門職に任せる分、その対価もそれなりに考えてもらえたら

世のクリエイターの(少なくとも私の)モチベーションは格段にアップすると思うんだけどなー。

 

 

最後は「お前の努力不足だー」と一喝されそうだけど。

ま、吐き出したのでおしまい。