Anna’s Mind

すきなもの きらいなもの いろいろ

飽食の時代に想う。

冷凍ごはんを作り置きするために、ご飯を炊く。

5合炊いて、ジップロックのタッパー8個によそう。

最後のひとつによそう時、
いつも必ず頭の中に浮かぶのが

火垂るの墓」(松嶋菜々子主演の実写版)で

子供たちに食べさせるため
自分は食べなかった清太の親戚のおばさん(松嶋菜々子)が
誰も見ていない台所で
鍋に焦げてこびりついたお米を刮げ落とし、
それを手でつまんで口に運ぶシーン。

 

(©︎日本テレビ

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それを思い出すと
一粒のお米も無駄にしてはいけない気持ちが強くなって
炊飯器の内釜に残るパリパリした部分も絡めながら
最後の一粒まで残さずよそう。

物資も食料も不足していた時代を私は知らない。

映画やドラマや舞台で観たものしか知らない。

他の食事や調理の時に
毎度毎度こんな事を思い出しているわけでもない。

ご飯を炊いた時だけ、
それもお釜に残るご飯を最後によそう時だけ頭を過ぎる。

白いごはん🍚に困らない時代に生きている事のシアワセ。

当たり前な日常を大切にしようと思う。